深セン、グローバル物流ハブ都市を構築
2022-07-11
深セン市は7月4日、『深セン市における現代物流インフラシステム建設策略(2021~2035)及び当面の行動案』を発表した。建設策略によると、深センは多層、多モデル、多機能、多業態のグローバル物流ハブ都市を構築し、その位置づけをめぐって、グローバルサプライチェーン管理サービスセンター、国際物流中継輸送センター、全国物流イノベーション新アプライアンスセンターの3大センターの構築に尽力するとのこと。
写真:深セン商報、深セン交通提供
計画目標によると、2035年までに深センは物流ネットワークの更なる発達を実現させ、半径5キロごとに都市物流輸送センターを設置するカバー率は90%以上に達し、半径1キロごとにコミュニティ物流配送拠点を設置する。そのカバー率は100%に達する予定で、深セン市域内における配送時間は90分、コミュニティにおける配送時間は15分、粤港澳大湾区(グレーターベイエリア)における主要都市の配送時間は4時間、その他の都市の配送時間は8時間となる。また、組織運営はより効率的になり、深セン港コンテナの国際中継発送の割合は30%を超え、鉄道・水運の連携輸送の割合は10%を超え、深セン宝安国際空港がグレーターベイエリアにおける空港の貨物・郵便取扱量に占める割合は20%を超えると予想される。
2021年、深センの社会物流総額が同期GDPに占める割合は11.83%で、同期の全国社会物流総額に占める割合は14.6%だった。2025年までに、深センにおける社会物流総額の対GDP比率が11%以下にまで低下することを実現させ、2035年までにこの数字はさらに8%にまで低下する見込みである。「深セン市政府ポータルサイト」