深セン市にイクメン向けの「ベビールーム」が試験的に設置

2025-12-10

    公共の場に設置されているベビールームは、赤ちゃん連れの女性にとってはとても便利な場所だ。しかし、男性が一人で赤ちゃんを連れて外出する場合、おむつ変えや粉ミルクを飲ませる場所が無くて困るというケースも多いようだ。そんな中、広東省深セン市では、多くの公共の場のベビールームの隣に、「スーパーダディエリア」と名付けられた男性向けベビールームが試験的に設置されており、赤ちゃん連れの男性に重宝されている。

    深セン市宝安区のある大型商業施設の地下1階と5階のベビールームの隣には、この「スーパーダディエリア」が設置されている。エリア内には、おむつ交換台や休憩用の椅子のほか、使い捨てオムツ替えシート、臭いが漏れにくいゴミ箱、赤ちゃん用の体重計なども設置されていた。

    商業施設のカスタマーサービス部のスタッフによると、「毎日、利用する男性がいる。紙おむつなどが必要な場合は、スタッフが3分以内に届ける」という。現時点で、深セン市の主な商業施設や交通ターミナルなど20ヶ所以上に男性向けベビールームが試験的に設置されている。

    市民の呉葦さんは、「子供が2人か3人いる家庭がどんどん増えている。2人以上の子供が同時に世話を必要としている場合、父親と母親の両方が世話してあげることができる」とした。「人民網日本語版」