海外からの訪問者、深センでの地下鉄利用がより便利に

2024-10-14

 深セン地下鉄集団によると、深セン地下鉄は10月10日、すべての駅のカスタマーサービスセンターにスマートPOS端末を配置し、国際的なクレジットカードや中国のデジタル人民元による決済が可能となり、外国人が深センで地下鉄を利用する際がより便利になっている。

 深セン地下鉄の関連責任者によると、深セン地下鉄集団は全線391カ所のカスタマーサービスセンターに440台以上のPOS端末を配置し、VISAやMaster Card、Discover Card、AE、Diners Club、JCBの6種類の主要な海外銀行カードに対応可能としている。また、デジタル人民元のカード式「ハードウォレット」での乗車券購入にも対応しており、海外からの地下鉄利用者に一層効率的で快適な決済サービスを提供している。10月10日現在、海外銀行カードによる取引件数は計600件を超えた。

 このほか、深セン地下鉄は今年に入ってから、空港駅で中国初の多言語対応スマートカスタマーサービス端末を導入した。この端末は10言語に対応でき、リアルタイム翻訳機能を備えており、海外からの地下鉄利用者が抱えている言語の壁の問題に取り組む。また、空港駅では外貨両替所の位置情報をすぐに検索可能となるQRコードを設置し、現金や銀聯カード、QRコード、デジタル人民元及び外国カードによる決済手段がすべて利用可能になることを目指し、海外からの地下鉄利用者に更に効率的で便利な決済方法を提供している。(深セン市政府ポータルサイト)