世界レベルの海を跨ぐ複合プロジェクト「深中通道」の検収・引き渡しが完了 広東省
2024-06-28
深中大橋(撮影・沈仲)。
中国の重大プロジェクトで、広東省の深センと中山を橋と海中トンネルで結ぶ「深中通道(深セン-中山ブリッジ)」が6月16日に完成し、検収・引き渡しが完了した。これにより、7年間の準備期間と7年間の困難極まる建設期間を経て、世界レベルの海を跨ぐ複合プロジェクトが、各種建設任務を無事終え、厳しい品質チェックを経て、人々が注目する中、運用を開始させる。人民網が伝えた。
検収・引き渡しを完了した「深中通道」は、6月末に開通・運用を開始する予定。これにより広東省深セン-中山間を車で移動する場合、海を跨いで移動することで、その移動所要時間が約2時間から、わずか30分に短縮される見込み。
全長約24キロメートルの「深中通道」(撮影・沈仲)。
「深中通道」は、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門<マカオ>両特別行政区によって構成される都市圏)の革新的な交通ハブプロジェクトで、伶仃洋海域を跨ぎ、深セン・中山・広州の三都市を繋ぐ。「橋・島・トンネルによる海底接続」を一体化したプロジェクトで、全長は約24キロメートル、現時点で世界的にも総合建設難易度が最も高い海上複合プロジェクトの一つとなっている。( 深セン市政府ポータルサイト)
現時点で世界的にも総合建設難易度が最も高い海上複合プロジェクトの一つとなっている「深中通道」(撮影・沈仲)。