中国大湾区初の100万キロワット級海上風力発電所が操業開始
2023-12-18
中国の香港特別行政区、マカオ特別行政区、広東省広州市、深セン市、珠海市、仏山市、恵州市、東莞市、中山市、江門市、肇慶市で構成される広東・香港・マカオ大湾区(グレーターベイエリア)で初めての、設備容量100万キロワット級の海上風力発電プロジェクトの恵州港100万キロワット海上風力発電所が12日に操業を開始しました。年間約30億キロワット時の送電が可能とのことです。
恵州港沖合の100万キロワット海上風力発電所が操業開始
この海上風力発電所は広東省恵州市の沖合いにあり、104基の海上風力発電ユニットが設置されています。二酸化炭素の削減量は植林6750ヘクタールに相当する、年間約235万トンです。
プロジェクト責任者の中国広核集団の高立剛総経理によると、この海上風力発電所には、1基あたりの容量が世界最大で、中国国内では初めての14メガワットの台風対策ユニットなど、多くの新型海上風力発電機が投入されています。プロジェクト全体で毎年約30億キロワット時のクリーン電力を供給し、標準石炭換算で約100万トンを節約することができるとのことです。(深セン市政府ポータルサイト)