深セン、「メーデー」の観光市場が回復へ

2023-04-13

    中国政府が進めた出入国政策の最適化に伴って、今月29日から来月3日までの「メーデー」連休まであと1ヶ月未満を切ったにも関わらず、深セン観光市場はすでに回復しつつある。羅湖区嘉賓路にある旅行社のマネージャーの邱さんは、「旅行会社の店頭で『メーデー』の海外旅行の相談や予約をする市民が目に見えて増加しています。比較的安価な航空券やホテル予約費用の登場によって、市民たちは昨年よりはるかに良いコスパを感じていると思います」とメディアの取材に対して語った。

    中国国民の関係国への海外団体ツアーは2月6日に試験的に再開されてから現在に至るまで、すでに60カ国が中国国民の海外旅行先となり、海外旅行市場の人気は回復後も尚、高まり続けている。

2.jpg

写真:深セン特区報提供

    4月6日、旅行サイト・携程(Ctrip)の「メーデー」連休旅行に関する予測によると、国内旅行の予約件数はすでに2019年の件数と並んでおり、前年同期比7倍以上になっている。また、中国大陸部からの海外旅行の予約件数は前年同期比18倍を超え、海外団体ツアーの申し込み数は4月初めとの比較で157%増となっている。

1.jpg

写真:深セン特区報提供

     では、「メーデー」連休時に深セン市民が考慮している海外旅行先はどこであろうか。携程の統計によると、現時点で、深センの観光客が観光に関する商品(航空券、ホテル、ツアーなどを含む)の予約件数が最も多い海外旅行先は、タイ、香港特別行政区、日本、マレーシア、シンガポール、韓国、フィリピン、インドネシア、アメリカ、イギリスなどである。

    一方、深センへ旅行しようとする海外からの観光客も大勢いる。携程のデータによると、4月3日現在、今年の「メーデー」連休に深センを旅行先にした観光の予約件数はトータルで前年比877%増となっている。「深セン市政府ポータルサイト」