深圳湾における人工浜のための相談

2021-07-05

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深圳市はシンセン湾の浜海レジャー帯に人造ビーチを建設する予定である。

  深圳市の都市管理と法律執行局は6日、海域使用権を申請し、レジャー帯(シンセン湾公園とも呼ばれる)でビーチ修復工事を実施する予定だと深圳日報は報じた。

  現在、プロジェクト関連情報が公示中である。市民はメールでnsgljlyk@pnr.sz.gov.cn あるいは7月7日までに0555-6581891に電話してアドバイスをすることができる。

  ビーチ修復プロジェクトは深圳湾公園C段と深圳湾北側体育公園の間の区域から南山区蛇口深圳オペラハウスの近くの岸辺に39,050立方メートルの砂を置く。

  プロジェクトの耐用年数は40年で、総海域面積は2.48ヘクタールである。深圳日報によると、このプロジェクトはまた263メートルの人工岸線を占用する。

  一つの研究報告によると、ビーチ修復はダムを水没させることによって波と潮汐の影響を弱め、泥と沈降を減らすことを目的としている。また、干潟の面積を拡大し、地域の生態機能を高め、防災・減災能力を高め、市民のためにもっと多くの臨海空間を提供することを目的としている。

  「深圳日報」によると、深圳湾プロジェクトが発表された後、市民はこのプロジェクトが人工ビーチを建設すべきかどうかの見方が違っている。

  同プロジェクトに賛同した人たちは、深圳は沿海都市だと思っているが、海岸は主に東部海域にあり、都心から離れているので、深圳湾と前海で人工ビーチを建設し、観光業の発展を促進するべきだと考えている。

  このプロジェクトに反対する人、特に環境保護団体は人工ビーチの建設を延期することを提案している。彼らの紹介によると、人造ビーチは深圳湾の元の「干潟底栖生態系構造」を破壊するだけでなく、土砂の堆積も激しくなるという。まだ全世界の砂不足の危機の中で、砂を採取する生態環境も破壊される。

  2017年10月、南山区城管局は深圳湾体育公園浜海区間でビーチ修復工事を実施した。修復後の海岸線の長さは約100メートルで、深圳西海岸の唯一の人工海岸である。しかし、波や潮流などの影響で、砂浜に土砂の流失があり、土砂の堆積と干潟の沈降をもたらした。(深圳日報)